6日①なかにし礼「花物語」  book off Paris.


初めての作家さん。

と云うより、歌謡曲の大御所作詞家だと思っていた人。


小説を書き始め、直木賞も受賞とニュースでは聞いたことあり。

でも、まっ、興味がなく…。

で、パリで目に付き、取り敢えず読んでみようと。


この本、この作家さんが小説を書き始めた頃のものだそう。

(作家デビュー以後の作品とはテイストが違ってるかな?)


テーマを花に置いて、14本。


  演歌っ、です。

  いたたまれないほど、不幸な女の人ばかり。

  読んでると、くらくらしそうだけれど、

  文章が淡々としているのでサッと読了してしまった(数時間で読めちゃう)。


気を引いたのが、それぞれの作品の始まりに、詩が添えられていること。


その詩は、まさに、歌謡曲の歌詞でした。

(一部、短歌・都々逸で)



これ1冊だけで、どうのって云えないです。

(デビュー前のだし…、)


あと、2~3冊は読んでみよう。

(「長崎ぶらぶら節」って、タイトルが面白そうな小説あり)




おしまい。






※ 一週間前くらいから目を引く街路樹の花。

  ネットで調べたら“ジャガランタ”という名の花らしい。

  ちょっと、桐の花ににているけれど、葉の形が全く違う。

  きれいな薄紫で、とても目立つ。

  6日②ジャガランダ