24日①松井今朝子「果ての花火」 Merci Madame S.


初めての作家さん。

(でも、2007年に直木賞も受賞。ご存じの方、多いのかな)


ちょっと、びっくり。

文章が、とても古い感じがして読み慣れるのに手こずりました。

意味は分かるけれど、ストンと入ってこない。

まっ、この小説の時代設定が明治初期、

これくらいの言い回しでも分かりやすいと云えるのでしょうか。


主人公は、元旗本の若様。

舞台は銀座、あの赤レンガの街並みで事件は起こる。


困ったな、

読み難さだけじゃなく事件も小粒…。


だって、主人公の「敵・かたき」と思える人物が存在するも、登場なしなのだから。


この本1冊じゃ、中途半端でしょって感じ。

長いドラマの一部を読んでるんだなと、それじゃあ、ツマンない。


この本の前に主人公が登場する本が2冊ある模様(解説文の中で発見)。

どうも、そちらから読み進んだ方がいいのかな?


でも、この先も読まないと納得できるラストでもないし……。



裏表紙に、そのあたりの説明がほしい。

なんか、騙されたみたいな本でした。



おしまい。






※ ふと見たら、モナコ・モンテカルロのポスター。

  ニースから、車で30~50分(行動圏内かな)

  今週末の27日土曜日に、屋外でのカジノが開催。

  ショーもあるようで。

  24日②モナコのカジノ