この作家さん、2冊目。
きっと、面白いであろうと読書開始。
いいです、ほんとに良い。
6篇の短編です。
テーマ、家族、ほんわかと温かい家族、まさに家日和。
子育てが一応終了しつつある主婦が、
ネット・オークションでささやかに感じる達成感・充実感・シアワセ感。
突如、失業に陥った夫、それを受けて、前職へ妻が復帰。
専業主夫となって、違和感なく暮らす自分に、驚きつつ満足する夫。
2篇を、ざーっと紹介。
普通から、少しズレタ感があるものの普通の日常生活。
そこに、ふつふつと可笑しみがうまれて…。
読んでいると、ニコニコしてきちゃうのです。
好っきだわ~ぁ
6篇とも、それぞれの主人公が可愛らしい。
大人の可愛らしさです。
だいそれてない、ちいさな世界の充実感が温かい。
……です、です。
おしまい。
※ 海岸通りには、こんな絵のプレート。
ここで描かれたであろう絵。
これはラウル・デュフィ(Raoul DUFY 写真クリックで拡大)。
現在、描かれた海上の建物は火災で消失。