5日①東野圭吾「怪笑小説」 book off Paris.


短編連作(9作品)。

テーマはタイトル通り、怪しい笑いを引き起こす小説?

って、ことで、読書開始っ!


1作目、

満員電車に乗り合わせた人たちの脳内を文章化した作品。

みんなイライラしてます。

OLは、ニンニク臭のおじさまに悪態を付き。

挑発的なミニスカートに目を奪われてしまうサラリーマンの言い訳。

ちっとも、面白くない。


2・3、同様で、 面白くない。


4作目、

同窓会と云えば同級生だけれど、この作品は教師の同窓会。

発想は、面白いです。

しっかし、ゲストで呼んだ30代となる生徒たち。

魅力ないですねえ。


……。


9作品があるけれど、すべて、ワタシ好みではありませんでした。


怪しいというより、不愉快。

よく言えば、ブラック・ユーモアですが、

洒落た感じのないブラック・ユーモアはダサいでしょう。


東野圭吾と云えば、もうもう大物作家さん。


「白夜行」、「秘密」、「容疑者Xの献身」……面白い長編、いっぱいあるのにな。

結構、ファンだったのにな。



まっ、いいか。





おしまい。





※ きっと、植物大好きなオーナーさんのビルでしょう。

  側面は、「植物のだまし絵」。

  屋上から垂れ下がる蔦のアイビーも描かれたもの。

  (ニース、こんな感じの壁画多し)

  5日②だまし絵のビル