7日①篠田節子「愛逢い月」  book off Paris


今日は七夕。

この日のある陰暦の7月を「愛逢い月・めであいづき」と呼ぶらしい。

(あとがきトップに書かれていた)


ちょうど良いので、この本を。


短編集(6篇)です。

恋愛小説と思って読み始めたら、同じ恋愛でも別れ話ばかり。

それも、

すっごく怖い話しが多い(5篇は、アワワっでした)


結婚後、無視され続けた妻が復讐に走ったり、

心変わりした恋人と無理心中を企てたり、

まっ、男と女の見事なまでのすれ違いです。


ちょっと、イジワルでお利口で端正。

女性の愚かさも、ひらひらと。

プラス、ミステリ風味・ホラー風味。

ねっ、ご存じの方は彼女らしいと思われるんじゃないかな。


男の人は読まないでほしいなと、ちと希望したい本でもあり…。

(怖い女性心理が知りたい人はどうぞ。

 でも、まっ、ホラーも入っているので、真実味は?ですが)


好きな作家さんなので、読んでいないと思われる本を4冊購入。

その内の1冊です。

勢いがついちゃって、彼女の本を、もう1冊読了。


なので、明日も篠田節子本です。

これも、どうも……、男性には向きではなさそう。

(ごめんさいを、伝えておきましょ)




おしまい。







※ 朝6時半。3日連続で、この同じ場所に中国人カップルが。

  不思議に、3組とも仲良くないのよね。

  携帯をいじってたり、ぼーっと自分の世界…。

  まっ、到着翌日の朝は時差もあるし。

  でも、何だか、昔の「成田離婚」なんて言葉を思い出してしまふ。

  (別れ話の本なんで夢中で読むから?)

  7日②中国人カップル