23日①井上荒野「つやのよる」 ( Mairci Mademoiselle Y !! )


これで3冊目の作家さん。

1冊目が、「森のなかのママ」という、年若い女の子目線の小説。

2冊目が、「グラジオラスの耳」。

これも、女性としては練れていない20代女子の小説。


で、今回。

まっ、直木賞も貰ってるし、その個性のファンも多くなってからの作品。


堂々の小説。


しっかし、歪(イビツ)。

読んで不愉快になるようなタイプの本ではないけれど…。

平和ではないです。


登場人物の大半が、いずれも、幸せを願っていない。

(ある意味、フランスの小説みたいな?)


去年、映画化されたとありました。

それがまた、豪華キャスト(阿部寛・小泉今日子・風吹じゅん・大竹しのぶ … ets )。

すごいな。


いや、でも、ごめんなさい。

ワタシにとっては

たまには、読んでもよくってよ、の、本でした。




おしまい。






※ この花、好き。

  たまに行く大きいスーパーの駐車場の塀に咲く花。

  名前、知らない……。

  カワイらしいピンク色の蔓系植物(野生っぽい、繁殖力抜群)。

  23日②野生のように