この本、3度目。
たぶん、初版の頃(30年前)と、こっちへ来てからと(数年前?)。
でも、短編集なので、さっと、読んでみることに。
やはり、いい。
おぼろに覚えてた部分が鮮明になって、とっても納得。
真摯なお話しばかりだもの。
けれど、
時代感が、大きくズレたなあ、っと、今回は強く思いました。
例えば、予備校生・3人の話し。
この時代には、スマートフォンもアイフォンもないもの。
もう根底から、生活環境が変わってしまったと思う。
人間の心は変わらない部分が多いでしょう。
でも、状況の変化にストーリー展開が左右されることも事実。
この、短編集は、その辺りが露骨に表れて、ある意味、痛々しい。
「泥の河」がデビュー作の、著者(優駿もでしたよね)。
最近の本が読んでみたいです。
おしまい。
※ 骨董品と中古屋さんは大きく違う。
この店頭は中古屋さんだけれど、シャレてるもの多し。
値段も控えめだから、見てても愉しいな。