いや、いやいや。
いいです、この小説。
お初、作家さん。
「昇」、のぼる、だと思ったら「のぼり」と読んで、女性だそうです。
(知りませんでした。この本で直木賞も受賞している作家さん)
読了して、ネット検索するまで男性だと思い込んでました。
何だか、とても新鮮な感覚がある小説。
それも、すっごく面白くって厳しくってグイグイ読んじゃう力強さ。
時代ものと云っても、明治初めの東京が舞台。
根津遊郭でのお話しです。
主人公は元武士の客引き。
で、花魁、楼を守る切れ者の男氏……。
キーパースンは、噺家(の見習い、その上、中年)。
でもって、寄席話が絡む(タイトルは、その辺りから)。
これが、深い味わいになってて好き。
ほんと、表紙もタイトルも、申し分なくって嬉しくなっちゃう。
(「茗荷谷の猫」って小説もあるらしい、読みたい~)
おしまい。
※ フランスの中以上くらいの街には、必ずあるのが「メリーゴーランド」。
ニースのは、 ↓ なかなか、由緒正しそうな正統派。
今日、更新の@lapie-fr は、この辺りを巡回中だったお巡りさんのショット。
変わった乗り物で巡回してるんだよね~ぇ(仕事じゃないみたい)。