2日①西加奈子「さくら」


こんなにも、再読に向いてる本、初めてでした。

好きだったから、再読に躊躇してた。


で、妙に読みたくなって手を伸ばし…。

タメ息を吐きながら、ゆっくり読書。

ストーリーを知っているのに、こんなに愉しめるなんて。


6章に渡っている小説。

大きな動きがあるのは5章からなんです。

それまでは、淡々と素敵な時間を過ごす(マジにほんと)。


舞台は大阪。

なので、言葉が大阪弁。

個人的なことになっちゃうけど、京都弁も好き。

関西系の話し言葉って惹かれる傾向なんです、ワタクシ。


小見出しが付いていて、短編っぽく読めるのもいい。



お母さんとお父さん、長男・次男・末っ子の女の子。

この家庭に起こる、理不尽な出来事。

(内面的な事柄と、外的な要因の2つもあり)


誰も悪くない、切なくって、すっごく悲しい。

本の2/3が、絵に描いたような幸せ、

その後の不仕合せは…。



まっ、終りの章については書かないです。

(でも、ラストは再生があるので不愉快じゃないよ)


これ、また読むと思う。

美しい、平和な家庭っていいなあ。





おしまい。








※先日、友人と話してて写真の一番右の旗がニースのだって。

 でも、東京都の旗ってどんなだったかな?

 区のもあったのかな?

 小・中・高学生時代を過ごした地域のは、さすがに覚えてる。

 (学校の行事で、嫌でも見るもんね)

 住んでるところの旗ってご存知ですか?

 2日②ニースの旗

※写真ブログ @lapie.fr も昨日、更新。

 夏のビーチ写真をアップ。夏大好きで…。

 早く来い!! 夏っ!!