16日①万城目学「虞姫寂静」


ヨムヨムvol 30 の、巻頭掲載作品。

数年前、3回に渡って掲載されていた連作が再開された。

(面白かった記憶がある)


この作家さん、「鴨川ホルモー」、「プリンセス・トヨトミ」などなど、

なかなか変わった作風で人気。

万城目ワールドとも呼ばれてるらしいです。


この連作は中国の時代小説(先週も中国時代小説っでした。縁がある?)。


シリアス感があり、今までのこの作家さんにないテースト。

よいです、ワタシは好きです。

なかなか、読ませてくれました。



主人公は、あの有名な虞美人(虞美人草という花の名の由来にもなってる)。

美人って、中国後宮では役職名(妃のこと)だったんですね。

(美人という言葉もここから??)



お話しは、敵に囲まれた最後の一夜の出来事。

女の意地みたいなのが見えて、ある意味、カッコいいなって感じました。

主人公がチャーミングな小説っていいな。


文句なく面白かったです。


読み切りなので、ストンと読めてしまうのもよしっです。




おしまい。







※ 週末、お隣さんが久しぶりにやって来た(お隣さんは、ミラノ在住)。

  クリスマスのお土産にショコラを持参。

  イタリアって、お菓子・ケーキのパッケージが派手。

  真っ赤な布のバックに真っ赤な箱が入ってて、

  真っ赤に包まれたミルクチョコレート(中身はナショナルブランドのリンツ)。

  きれいねえ、そして、美味しかっただす~。

  16日②ショコラ