この作家さんの本は、3冊目。
初めてが「食堂かたつむり」。
これが、なかなか変な本で、完全に否定ができなかったんです。
(いや、惹かれるような気もして…、ああ、不甲斐ない)
で、2冊目は「喋々喃々」。
これがねえ、いい味で、好みで、1冊目のもやもや感が消えたんです。
(不倫もので嫌いなはずが、
それを覆す透明感と静かな空気感が読んでるとひしひしきた)
さっ、この本です。
訥々と「子供を産む」ことについて考えてる。
作家さん自身も出産経験がない模様です。
何冊か本を上梓している人とも思えない純朴な文章・ストーリー展開。
子供を産むことはいいことだ?
それがテーマなのですが。
ちゃんと、最後まで読んだけれど……。
またも、この本は面白いの?
面白くないの?
……と、自問自答。
じれったいです、自分。
巻末に作家さんと宮沢りえさんの対談が載ってる。
これは面白かったです。
(りえちゃん、好きなものですから)
あははっ(笑って誤魔化ちゃうか、ごめんっです)。
おしまい。
※ ニースで、一番ポピュラーなゴミ箱。
毎朝、回収車が来て、透明ゴミ袋を付け替える。
さすが観光地といった感じ。