いい味の小説、かなり好みです。
表題作は中編で、短編が4篇併載。
タンゴを底辺に敷いた連作。
少し耽美がかった恋愛模様や、
タンゴという独特なダンスで作品を表現したとも言える短編アリ。
いや、なかなか(一番好きかな)。
そして、バンドネオン(タンゴには、この楽器が欠かせない)、
この楽器の物悲しい音色を利用した、
ちょっと、風変わりな魅力がある作品もあります(非常にヨカ)。
読後、You Tube でバンドネオンのタンゴ曲を探しちゃう。
そんな、小説本。
で、ちょっと余計話しだけれど、
この作家さん、自身がレズだとカミングアウトしてるみたい。
作品だけ読んでも、そうそうは違和感なし。
まあねえ、ホモだろうが、レズだろうが、
いい本であれば良いのです、ワタクシは。
おしまい。
※ ニースでは、一昨日・昨日とフラ語の祭典開催。
レ・ユニオンとか、ニューカレドニアとかから人が集まったよう。
ウチの前の通りは大型バスが「並んだり、かなりの人出。
騒ぎのための警察官の多さや、渋滞する道路。
大迷惑じゃないけれど…ちょっと、鬱陶しかった。
(ウチのゴロにとって、夜の花火は大迷惑だったけれど)
ほんと、ニースって、何かしら開催されてるみたい。