本、ときどき海-26日澤田ふじ子「高瀬川女船歌」


時代もの小説……。

最近、ちゃんと自覚しました(昨日、コメントいただいてシミジミ考えて)。

どうも、女性作家による作品の方が好みだと。


素晴らしい男性作家も多いのだけれど、しっくり来ない。

巧いなあって感じても悲しすぎたりして(藤沢周平がその代表)。

あっ、例外もアリっです。

志水辰夫。現代ものから時代ものへ転換した第一作「青に候」。

これ、初々しいって可愛らしい時代小説でした(かなりお年を召してるのに、すごい)。


あっ、アップの本の話しをしなくては。


京都、高瀬川沿いの旅籠(ハタゴ)を中心にした人間模様。

これ、シリーズ化でしょう。

キャストの個性も1冊目とあって、きっちりしてる。

プロットが練られてて、今後が愉しみだなあって感じました。

なにせ、主人公17歳女子だもの。

いや? 他の登場人物を主人公にもできますねえ。

(シリーズなんて書かれてないけれど、希望的観測で言い切ってしまいたい)


読んでみてほしい1冊です。




おしまい。






バカンス中で、よく道路の渋滞状態がニュースになる。

  でね。フラは全国の渋滞したキロ数の合計を流すんですなあ。

  「今日は900kmの渋滞でした」なあんて。

  日本なら東名○〇インターで〇キロの渋滞とか、でしょ?

  複数の渋滞地点の合計数を聞いたってと思うのはワタシだけかな。