多くの作品が映像化されて、
一味違う作風にファンも多そう。
吉田修一、今、売れ線の作家のひとりでしょう。
もちろん、ワタシも大好きです。
この短編集、ほんと短い作品ばかり11本。
どの作品も、なかなか、なかなか。
11人の女性たちとの主人公、
その係わりを淡々と描いてリアル。
一番、印象に残ったのは最後の作品。
タイトルは「最初の妻」。
13歳の少年が、転校してゆく同級生少女との1日デート。
彼は彼女が転校してゆくことを知らなかった。
この出来事、
彼は、取り返しのつかないことの存在を初めて知ったんじゃないかな。
切ないです、とてもチャーミングでもあります。
心に残る本でした。
おしまい。
※ 早朝から開催されているニース・アイアンマンレース。
まだ、ウチの前を走る・歩くしてる(午後9時過ぎ)。
沿道の応援する人もまばらになり、疲労感ばかりとなるつつアリ。
いや、本人もだけれど、家族の人は大変だ。
きっと、待って、待って、待って……。
わうっ、疲れるぞっ。
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