本、ときどき海-23日森絵都「アーモンド…」



子供向けかなと思われる小説と、

完璧に大人向け小説のどちらもこなす作家さん。


今回は子供向け作品。

大人(ワタシ)も、充分にOK。

ベースにクラッシック音楽があって、洒落た仕立て。


短編2本と、中編1本の集録本。


短編の一つは、

小学生と中学生の従弟同士(男子)のひと夏。

可愛いです。

とても、良くわかる。

あと、中3不眠症男子・女子の淡い初恋ですねえ。

これも、リアルに愉しめ、これまた、可愛い。


で、

表題作の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」

文句なく良いw。

キーパーソンに中年フラ人登場。

とても、それっぽくて笑える。

(あっ、これ超個人的に、かなっ)


うん、ほんと、この作家さんセンス良しっ。

非常に、愉しい読書時間となりました。

(でも、一つ不満。サンキューだもの。

 メルシーくらい使ってほしかった)




おしまい。







※ 今年、子供の中学校の入試を経験した友人。

  彼女から国語の教科書に出る作品とか、推奨図書を聞いた。

  今日の森絵都は常連とのこと。

  ふううん。

  変わって行くんだなあってシミジミしてしまう。



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