久しぶりな本。
センテンスが長い。
7~8行は当たり前なのだもの。
最近の本に慣れていたので、ちと読み辛い。
(あっ、誤解しないで、1964年生まれの作家さん。
今風な文章ではないということ。調子を掴むと何でもない)
日本っぽいな。
舞台は路面電車、荒川線。
レトロ。
永井荷風や泉鏡花を思う。
いや、実際に主人公の読書傾向の話題が登場。
出てくるのは、徳田秋声・赤羽末吉・島村利正……。
字面としては知っているものの、
読んだことのない作家の名前ばがりが並ぶ。
徳田秋声「あらくれ」は、惹かれる。
読みたくなってしまった。
いや、人情話しっぽくもあり、
きりっとさせられる読後感でもありました。
ちょっとした異空間さ?
違うなあ。
どう表現したらいいのだろう。
ごめんなさい。
言葉が見つかりません。
いい本です。
おしまい。
※ 晴天、ではないけれど夏っぽくなったニース。
泳ぐ人も多くなってる。
でも、まだ、泳ぐ気にはなれないなっ。
何だか、シャキッとしないんですね、お天気が。
ぼやけてるっていうか、からりとしていないというか。
まっ、もう1週間くらい様子見しよう。
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