本、ときどき海-10日森博嗣「詩的私的ジャック」


一昨日のシリーズ4作目(2・3抜け、悲し)。

いいわ、いいわ。


謎解き工学部助教授・犀川創平、キャラクターとして最高好き。

いいなあ(どう良いかは、本を読んで知ってね)。

相方となる同大学建築学科の女子大生・萌絵ちゃんもヨカです。

かわゆいし、頭脳明晰だし。


今回の本はストーリー的な派手さはないけれど、

主要登場人物のキャラクター作りが素敵で惹かれちゃいました。


犀川と萌絵の会話、


犀川 「底なし沼と普通の沼はどう違う?」

萌絵 「底がないか、あるかですか?」

犀川 「底がない沼なんてない。僕の言ってる意味がわかる?」

萌絵 「わかりません」

犀川 「ようは、人間の幻想の有無なんだ」


うふふっ、

こんな会話があってねえ。

この二人の展開する会話って魅力的なんです。

惹かれるんだな、ワタクシ。


うん、面白いぞ、このシリーズ。




おしまい。








※ 今朝、ゴロ散歩のとき、丁度、タイが釣れたところに遭遇。

  「ブラーボー、ムッシュウ」

  って、声を掛けたのが運の尽き、延々、自慢されちゃいました。

  もう、80パーセントは理解できないのにな。

  でも、よかったねえ。嬉しそうで。

  世界は平和だって感じの朝でした。



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