本、ときどき海-12日 ビーチの住人


短編集「遠藤周作編・それぞれの夜」からの1本です。


13ページ。とてもとても短い。

なのに、やるせなさとタメ息が尾を引く感じ。

心惹かれる小品です。

思わず遠藤周作っていい趣味してるって、

超失礼な感想を持ってしまった。

生意気です、ごめんなさい。



で、

この小説とは、まったく違う人生を歩む人たちがニースの海辺にいます。


   ↑ 写真の2人(右のおじ様は省く)です。


  中央の手を振る人は半年ほど前から、ここへ通ってくる人。

  毎日、このあたりで、

  ミカン3個をお手玉のようにくるくる放り投げては受ける練習をしてた。

  で、近頃は上手になって海辺の石で実演。

  今年の夏のパフォーマンス?


  左端の座り込んでいる人は、1か月ほど前からここの住人。

  一人用テントで、マジ、写真の場所で暮らしてます。

  自称アーティスト。

  写真の石積は彼の作品。


  ふたりとも、どうやって食べてるのかな。


まあ、大きなお世話だけれど。

でも、ちょっとびっくりでしょ?

一人は完全に住んじゃってるですよ。


あっと、誤解しないでくださいね。

毎日、チェックしてるわけじゃありませんから。

1日3回は、ゴロ散歩で出るわけです。

ウチの真ん前なので、必然的に見てしまう。

です、です。


ボヘミアンって云うか、バカボン(フラ語・漂流者)というか。



人生、考えちゃいます。





おしまい。




_____________________________________________________________________________________________________________________________________________