「真綿で首を絞める」

あるいは、

「真綿で針を包む」


そうだったのねえ。

この本を読み終えて、タメ息。


表紙を見て、

タイトル、というか、真綿荘って名付けた意味に頷いてしまった。



面白いですよ。

マジに。


主人公は住人全員(過去に住んでた人も含め6名)。


最初は、一番若い男の子(大学に入ったばかり)のお話し。

カワユイです、いいです。

ほんとに、ワクワク。

とっても軽い滑り出し。



で、どんどん重くなってゆく。


で、全部の章を読んだら全体像がくっきり現れるんです。



怖いけれど、明るい未来。

辛いけれど、乗り越えられる。



ふうう~っ。

久方ぶりに、緊張感さえ感じられる本でした。


この作家の本を追いたいな。

(この作家さん、夫君/佐藤友哉も小説書いてる模様。

 そして、面白そう。二人を追っかける?)

 





おしまい。








※ 毎年、4月へ入ると花盛りになるオーキッデ(胡蝶蘭)。

  それが、2株しか開花していません。

  あと10株あるけれど蕾は堅いまま。

  スズランも同様で、やっと緑の色が見える程度。

  これじゃあ、5月に開花できないでしょう。

  ニースっぽくなく寒いからね。

  でも、まっ、遅く咲けば遅くまで咲いててくれるものね。

  植物ってすごい。



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