初めて読んだのは15、6年前。

(巻末をチェック、1995年単行本初版)

その後、5年ほど前に友人が送ってくれて再読。

今回が3度目。


切ないお話しだよね。

知ってるけれど、同じように切なくなる。

本気で主人公、本人のせいと忠告したくなっちゃう。

……小説なのにね。

本の中にのめり込むと、がしがし切なくなる。


みんな切ないよ。

間違った方向へ転がってゆく、止めどなく。

で、みんな傷ついて。

で、再生へ向かう。


この本の美点のひとつは、

再生に向かうよってちゃんと終わるところ。

(読者へ丸投げケースも多し。まっ、よか場合もあるが)


たぶん、また読むでしょう。

どうも好きみたい、面倒な話なのにね。




おしまい。





※ 友人から1冊の本が到着。

  面白そう。

  司馬遼本よ、しばし待たれい(でもね、上巻読了)。

  探偵もの。あの「向日葵の咲かない夏」の作者本。

  期待できそうでしょ?

  楽しみだワン。




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