たまにはフランス関連の小説もってことで。
(でも、著者はペルー人。ラテンアメリカの巨匠とも呼ばれている人。
2010年にはノーベル文学賞も受賞してる)
かなり凝った構成の小説です。
画家ゴーギャンとその祖母の人生が並行して描かれています。
面白いのは、この2人は全く交わることのない人生だったのだけれど、
この本を読んでいると、どこかシンクロしていて血縁を意識してしまうこと。
少し、読み進みにくい部分もあるけれど結構引っ張られて読んでしまいました。
ええ、面白い。いやいや、すごく面白いです。
ゴーギャンはご存じの通り、画家。
ヴァン・ゴッホとの経緯も有名で特異な存在ですよね。
晩年のタヒチ生活も興味深かったなあ。
で、おばあちゃまは闘志ですね。
1800年代において女性の地位向上、
加えて労働組合の創設運動を精力的に展開した女性です。
おっと、お名前はフローラ・トリスタン。
すっごい根性の持ち主。
それと、昔のフランスの生活も垣間見えちゃう。
割と、辛そうよ、昔のフランス。
(「香水」って映画を観たことあるけれど、同様でしたねえ)
かなりの長編。
ちょっと、覚悟を決めて読み込むと手応えありの小説です。
おしまい。
※ ヨガから帰ってお昼ご飯。そして、何となくパソコの前に。
またも、日本映画を観てしまいました。
いやいや、今日のはハズレ。
蒼井優って女優さん、人気がありそうなので、主演作の「街角洋菓子店」を。
彼女、可愛かったです。元気いっぱいでチャーミングなんだけれど。
パテシエ見習い(彼女)があのヘアスタイル?
伝説のパテシエ(江口洋介)が、ケーキをあんな汚い食べ方する?
そんなこんなの気になる些細なことで映画を楽しむ以前でした。
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