2世代は違う、昔々の映画。

でも、変わった背景があるようなので観てみました。

ふむむっでした。


寺山修二監督の映画、原作は泉鏡花。


1979年にフランス人プロデュースのオムニバス映画の1編として

フランスで公開、日本では未公開だったんですねえ。

で、1983年に寺山修二氏没。

それを受けて日本で公開されたんだそうです。

ほんと、ふむむっだわ。



映画、マジ、世代は変わるってイメージそのもの。

アングラ風で、顔面白塗り系が頻繁に登場。


フェミニストの立場で観ちゃったら

「人は男なり」って感じで不愉快ですよ、この映画。

不必要に女の人の裸体が出てくるしね。

(男の妄想が爆走しちゃってる感あり)


しかし、興味深くはあります。

伊丹十三が3役で出てて、存在感ばりばり。

主人公は三上博史。

(彼のデビュー作、最初、気付きませんでした)

その上、助監督が相米慎二氏。



ほんと、なかなかの映画です。


あっ、原作も注目。

泉鏡花の世界って凄すぎだもの。

この「草迷宮」は1908年出版の中編小説。

これも読んでみたいです。



おしまい。




※ 三上博史って個性派だと思ってたけれど、これがデビューとは。

  若いですよ。高校生時代?

  現在は? って思ったのでネット検索。

  公式サイトがありました。ちょっと風貌が変わって見えちゃった。

  身長171cm、体重55kgだって。細いですねえ。




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