文句なく面白く読めちゃいます。


この人って独特の風情があるっていうか。

とても、ほっほ~と思わせるっていうか。


今回の本で、

ワタシが、唸った部分の1つが以下。

殺されちゃう前の人物の頭の中を丹念に描写してる。

女性ひとりと男性ひとりです。


男の頭の中も、女の頭の中も、

みもふたもない勝手な考えの羅列なんですよ。

でも、マジ、ほんとだって思うのね。


人間って一人で考えてることって、すっごく愚かなことあるじゃないですか。

そんなこんなを、ざっざって書いてる。

それも、不愉快じゃなく当たり前のことっていうか微笑ましいというか。

この感じが、彼の持ち味かな。

ほんと、上手だって思ってしまう。


ほんと、うまいです、この小説家。


これ以上書くと、ネタばれに陥りそうなので・・・・。




おしまい。






※ フランス、現在、マリで軍事介入してる。

  TVニュースも大きく取り上げられてるし、嫌な気分です。

  テロリストと戦わなくっちゃ。 これがお題目です。

  国内もテロに気を付けようがニュースの〆です。

  軍事介入するから、テロが起こるんでしょ?

  なんだかなあ。

  フランスの大統領オランド氏。何を考えてる?





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