普通に暮らすだけならば、
東京でも、ニースでも、そんな違いを感じることはまれです。
もちろん、日本食材や日本語の本が手に入りづらいとか、
そんなことじゃなくって、気持ちの問題というか……。
いえ、何を伝えたいのかな。
さみしいほどに個人主義って云うかね。
ほんと、自分に関係ないことには無関心というか。
そんなことかな?
そう、疎外感かもしれない。
自分とは相いれないって、強く、感じちゃう。
毎晩、TVニュースを観てるんです。
驚くことが、たまにね、あります。
たとえば、ホモ・レズカップルの子育てについてとか。
曖昧ってのがないのです、意見ね。
日本だとやわらかい意見も出るじゃないですか。
そんなのナシ。
二手の分かれて歩み寄り皆無。
もう一つ、話題自体に付いて行けなさ大だったのが、
すべてのユダヤの人たちではないけれど、
ファミリーであることを示す数字を腕に彫ってることがあるそう。
とっても可愛い女性が、
祖母と思われる女性の腕の数字を示して、自分のも見せつける。
その笑顔がね。
(皺が多くなって読みづらい数字と、つるんと張った肌の鮮やかな数字。
おぞましさを感じました)
そんな、こんな。
ちょっとね、疲れる時があります。
嘘のような感じがして。
まっ、いいか。
ここ、フランスは個人主義の国だものね。
お邪魔して暮らしているのだもの。
たまには、ふむってなるくらい大したことないさっ。
と、しておこう。