クスクス、日本でどれくらい食べられてるのかな?


数十年前、初めてクスクスを食べたときは美味しくなかった。

不味くはまいけれど、??って味。


それが食べるごとに好きになって今は大好物。

日本でも、もっと食べられるといいなって思うのです。

(特に夏? 汗かいて食べるってイメージ。カレーに似てるかな)


最初は、パトさん実家。

義母(フラ語って美しい母っが姑。すごいなっ)のクスクス。

パトさんはやはり、これが一番の好物みたい。


彼女はピエデュノワー(pied de noir 足が黒い)のクスクス。

足がくろい?

これは、アルジェリアが仏の植民地だった頃、当地に行って、

その後、独立とかで家族ともどもフランへ戻ってきた人を指す呼び方らしいです。

義母は友人にピエノワの人がいて、教えてもらったそう。

(今は、ワタシもレシピ持っる)


「異邦人」の作者で有名なカミュも「ピエデュノワー」。

お父さんがフランス人でアルジェリア生まれなのよね、彼は。

ワタシは、てっきり「カミュはアラブ人」って思いこんでた。


まあ、そんなこんな。

アラブ諸国にはいろんな国、地域、はたまた家庭ごとにだって‥‥。

クスクスと一口に言っても、いろいろあるわけです。


で、十数年の間に、

ワタシには「モロッコのクスクス」が自分好みだって判明。


でねでね、

今回の客人、フランクが帰るまえに、

何かおごってくれるって言うのです。

で、迷わず「クスクスっ」って応えました。


レストラン、La Tabule Du MOROC(モロッコの食卓) へ。

     


いっぱい、食べちゃった。

ふうああっ、おいしいわああっ。


特徴はくどくないけれど味がたっぷり。

あのパスタの一種であるスムールがほんと細かいってことかな。


あっ、もう二つのポイントあり。

大根が使われてることと、野菜が煮過ぎてないってこと。


おでんくらいの煮具合って言えばいいかしら。


こっちって、

野菜は、ヘタするとぐちゃぐちゃに煮崩れちゃってるのよね。


まっ、これはこれで‥‥だけれど(ワタシすきくないです)。


というわけで、明日の夕刻、

フランクはべルギーへ帰ります。

(ニース~ブルッセルは1時間15分の飛行時間。近いでしょ?)


さあ、明日から読書だわっ。



RESTAURANT LA TABLE MOROC


3 rue Barralis -NICE

tel 04 93 82 29 12