巡礼3日目。
7:30から朝食ということだったが、
7:00に起きるとすでにテーブルに
朝食が用意されていた。

この宿の女主人は
ほかの巡礼宿の人たちとちょっとタイプが違う。
あまり宿泊客と深く関わりすぎないようにしている感じ。
また、一緒に写真は撮ってくれたけど、
「facebookとかは嫌いだからwebにはあげないでね」
と念を押された。
通常だと、宣伝にもなるから
載せると喜ぶ人のほうが多いんだけども。
かといって彼女は決して感じが悪かったり
無愛想だったりするわけでもない。
宿を開けない秋冬はなにをしているのか尋ねると、
ヨガの先生をしたり、教会のお仕事を手伝ったりしているらしく、
週に2回は大学で学ぶためにトゥールーズまで出たりと
意外と活動的なのだ。
宿にwifiががあるかきいたときには
「あるけど仕事しすぎないようにね」って
冗談っぽく言ってたけど、
たぶんせっかくこんな田舎にまできて
人びとがパソコンやiPhoneに向かってるのを
あまりよく思っていないんだろうな、という印象を受けた。
これまで出合った巡礼宿の主人たちに共通してるのは、
リタイヤするまでは街でバリバリ働いていた、
というタイプが多いということだ。
みんな、そういうのはもういい、と思って
田舎で宿を開くんだろうな。
Eauzeの中心部まで車で送ってもらい、
本日も8:20ごろのスタートとなった。
けっこう寒いなと思ったら、4℃くらいしかないらしい。
震えるような感じの寒さではなく、
少し歩くと体も暖まってきた。
天気もよかったので、しばらくすると上着も脱いだ。
今回はわりと涼しい日が続いたので、
上着を脱いだのはこの日が初めてだった。
汗もかかないし、喉も乾かないので、
飲み物は補給しなくてもぜんぜん減らなかった。


出国前から喉の調子が悪く、このシリーズの飴にお世話になった。
Montrealの宿で一緒だった
ドイツ人とフランス人のおばちゃん2人組や、
サルサ好きなイタリア人のパオラさんらと、
道中何度も追いつき追い越しするうちに顔見知りになった。
本日のスタート地点から10kmのMancietに
11時ごろに到着した。
少し早いけど、ここはバーレストランが1件あるので
ランチ休憩にちょうどよい。
Plat de jour(日替わり定食的なもの)を食べてコーヒーを飲んだ。


街の入り口にあったこの木、よく見ると上のほうでつながってるんだけど、
いったいどうなってるの??

お肉と豆、芋の煮込み料理、美味しかった。
上記のおばちゃん2人組が同じ店にいて、
「孫に見せたいので、一緒に写真を撮りたい」と声をかけられた。
このあと小さな教会でまた一緒になったときに、
パオラさんも一緒にみんなで写真を撮った。
おばちゃんたちはなんだかやたら嬉しそうで、
写真を撮るとき私の手をぎゅっと握っていた。
日本人を見たことなかったのかしら。

おばちゃんのひとりが得意げに見せてくれた帽子。
自分で刺繍したんだって。巡礼への意気込みが感じられます。
この教会にもノートがあったので
記入してステッカーを貼っていたところ、
一人で歩いているらしい若い女の子が
「あなたたちが丸いステッカーを貼って歩いてる日本人ね!」
と話しかけてきた。
やっぱり目立つので、まめにノートを書いてる人には
印象に残るらしい。


今日のルートもワイン畑を通っていい感じ。
道沿いにずっと、見たことのない植物が生えていて
勝手に「ゲジゲジ君」と命名。
普段山にいかないから知らないだけなのかなあ。


↑これがゲジゲジ君・・・・・・



Nogaroは割と大きめの街だけど
今日の巡礼宿は食事なしの簡易タイプで、
カルフールとか大きなホームセンターが並ぶ
ちょっと街外れのエリアに位置していた。
そっちに向かって歩いていると、
さっきの若い女の子(ベルサイユからきてるらしいのだが
名前が難しくてききとれず)と一緒になり、
おばちゃん2人組も同じ宿に泊まるようだったので
みんなで一緒に向かった。


巡礼宿の外観

宿は個室とドミトリーに分かれており
宿泊客もかなり多め。
しかし、今日はもういっぱいで、
ベルサイユの女子は予約をしてなかったため
泊まることができなかった。
友達に連絡をとって泊めてもらうと言っていたが
うまくいっただろうか。
カルフールまで歩いて
今日の夕食の買い出し。
日本風をうたったカップラーメンと
サラダ、チーズ、ビールなどを購入。
明日から雨の予報で心配なので、
となりのホームセンターで
かなりしっかりしたポンチョも買っておいた。

まだ17:30だったけど早めの夕食を済ませ、
相方に足裏マッサージをしてもらったあと
仮眠のつもりで部屋で休んでいたら
18:00くらいからうっかり眠ってしまった。
21:30ごろ目が覚めたのでしばらく起きて日記をつけた。
明日は30km歩く予定だが、雨がひどければ
最悪タクシーで移動することも考えなければならない。
車は全く頼らず全部歩きたいんだけど
その後の移動のスケジュールも細かく決まってるので
毎日予定通りの目的地に着いておかないとまずい。
そもそもタクシーってこのへんにいるのか?
などなど、いろいろ不安に思いながら眠りについた。
【今日の宿】
Gite d'etape de Nogaro
http://gite-etape-nogaro.fr/gite-etape-nogaro2.aspx
素泊まりで個室(ツインベッド)32ユーロ

7:30から朝食ということだったが、
7:00に起きるとすでにテーブルに
朝食が用意されていた。

この宿の女主人は
ほかの巡礼宿の人たちとちょっとタイプが違う。
あまり宿泊客と深く関わりすぎないようにしている感じ。
また、一緒に写真は撮ってくれたけど、
「facebookとかは嫌いだからwebにはあげないでね」
と念を押された。
通常だと、宣伝にもなるから
載せると喜ぶ人のほうが多いんだけども。
かといって彼女は決して感じが悪かったり
無愛想だったりするわけでもない。
宿を開けない秋冬はなにをしているのか尋ねると、
ヨガの先生をしたり、教会のお仕事を手伝ったりしているらしく、
週に2回は大学で学ぶためにトゥールーズまで出たりと
意外と活動的なのだ。
宿にwifiががあるかきいたときには
「あるけど仕事しすぎないようにね」って
冗談っぽく言ってたけど、
たぶんせっかくこんな田舎にまできて
人びとがパソコンやiPhoneに向かってるのを
あまりよく思っていないんだろうな、という印象を受けた。
これまで出合った巡礼宿の主人たちに共通してるのは、
リタイヤするまでは街でバリバリ働いていた、
というタイプが多いということだ。
みんな、そういうのはもういい、と思って
田舎で宿を開くんだろうな。
Eauzeの中心部まで車で送ってもらい、
本日も8:20ごろのスタートとなった。
けっこう寒いなと思ったら、4℃くらいしかないらしい。
震えるような感じの寒さではなく、
少し歩くと体も暖まってきた。
天気もよかったので、しばらくすると上着も脱いだ。
今回はわりと涼しい日が続いたので、
上着を脱いだのはこの日が初めてだった。
汗もかかないし、喉も乾かないので、
飲み物は補給しなくてもぜんぜん減らなかった。


出国前から喉の調子が悪く、このシリーズの飴にお世話になった。
Montrealの宿で一緒だった
ドイツ人とフランス人のおばちゃん2人組や、
サルサ好きなイタリア人のパオラさんらと、
道中何度も追いつき追い越しするうちに顔見知りになった。
本日のスタート地点から10kmのMancietに
11時ごろに到着した。
少し早いけど、ここはバーレストランが1件あるので
ランチ休憩にちょうどよい。
Plat de jour(日替わり定食的なもの)を食べてコーヒーを飲んだ。


街の入り口にあったこの木、よく見ると上のほうでつながってるんだけど、
いったいどうなってるの??

お肉と豆、芋の煮込み料理、美味しかった。
上記のおばちゃん2人組が同じ店にいて、
「孫に見せたいので、一緒に写真を撮りたい」と声をかけられた。
このあと小さな教会でまた一緒になったときに、
パオラさんも一緒にみんなで写真を撮った。
おばちゃんたちはなんだかやたら嬉しそうで、
写真を撮るとき私の手をぎゅっと握っていた。
日本人を見たことなかったのかしら。

おばちゃんのひとりが得意げに見せてくれた帽子。
自分で刺繍したんだって。巡礼への意気込みが感じられます。
この教会にもノートがあったので
記入してステッカーを貼っていたところ、
一人で歩いているらしい若い女の子が
「あなたたちが丸いステッカーを貼って歩いてる日本人ね!」
と話しかけてきた。
やっぱり目立つので、まめにノートを書いてる人には
印象に残るらしい。


今日のルートもワイン畑を通っていい感じ。
道沿いにずっと、見たことのない植物が生えていて
勝手に「ゲジゲジ君」と命名。
普段山にいかないから知らないだけなのかなあ。


↑これがゲジゲジ君・・・・・・



Nogaroは割と大きめの街だけど
今日の巡礼宿は食事なしの簡易タイプで、
カルフールとか大きなホームセンターが並ぶ
ちょっと街外れのエリアに位置していた。
そっちに向かって歩いていると、
さっきの若い女の子(ベルサイユからきてるらしいのだが
名前が難しくてききとれず)と一緒になり、
おばちゃん2人組も同じ宿に泊まるようだったので
みんなで一緒に向かった。


巡礼宿の外観

宿は個室とドミトリーに分かれており
宿泊客もかなり多め。
しかし、今日はもういっぱいで、
ベルサイユの女子は予約をしてなかったため
泊まることができなかった。
友達に連絡をとって泊めてもらうと言っていたが
うまくいっただろうか。
カルフールまで歩いて
今日の夕食の買い出し。
日本風をうたったカップラーメンと
サラダ、チーズ、ビールなどを購入。
明日から雨の予報で心配なので、
となりのホームセンターで
かなりしっかりしたポンチョも買っておいた。

まだ17:30だったけど早めの夕食を済ませ、
相方に足裏マッサージをしてもらったあと
仮眠のつもりで部屋で休んでいたら
18:00くらいからうっかり眠ってしまった。
21:30ごろ目が覚めたのでしばらく起きて日記をつけた。
明日は30km歩く予定だが、雨がひどければ
最悪タクシーで移動することも考えなければならない。
車は全く頼らず全部歩きたいんだけど
その後の移動のスケジュールも細かく決まってるので
毎日予定通りの目的地に着いておかないとまずい。
そもそもタクシーってこのへんにいるのか?
などなど、いろいろ不安に思いながら眠りについた。
【今日の宿】
Gite d'etape de Nogaro
http://gite-etape-nogaro.fr/gite-etape-nogaro2.aspx
素泊まりで個室(ツインベッド)32ユーロ

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