離れて暮らす母が最近ちょっと元気ないみたいで、
なんかいい本でもないかなーと書店に行ったときに見つけた本。
いまわりと売れてるみたいで、
いくつかの書店で目立つところに置かれてました。

ひとまず自分で読んでみてから、と思って読み始めたら
1日で終わってもうた。
この手の本って、あっさり読めちゃうよね。
内容的には、ちゃんとした心理学者が書いていて
興味深いものがあるのだけれど、
単純に元気になりたい人にはちょっと難しい感じだったので、
送るのはやめて友達にかしたりしていた。
一言でいうと、逆境に強い人になるためには、強い人とは、
という内容なんだけど、
具体的にどうすればそうなれるのか、
というレクチャーというよりは、
なぜそうなのか、という解説に重点が置かれている印象です。

ストレスっていうのは、状況ではなくて
それをその人がどうとらえるか。
つまり、自分の考え方次第。
この手のことは他の本にもよく出てくると思うのだけど、
たんなるポジティヴシンキングとはまた別らしく、
怒ることや悲しむことも大事だと説く。
大事なのは、感情を持ち込むタイミング。
まずは感情ではなく問題に意識をフォーカスできる人が
逆境を乗り越えられる。
そんな感じの内容です。

読み物としてはおもしろかったけど、
あまり自分がすぐに取り入れることはないなと思った
(すでに実践していることも多かったし)のだけど、
友達から返ってきてからもう一度見直してみると、
「××を書き出してみよう」みたいなワークも入っているので、
いま実際になにか問題をかかえているとか、
落ち込んでいる人にはすぐ役立つのかも、という気がしてきた。
ほかの人の感想も聞いてみたいです。

仕事で出てきた問題には
だいぶ前向きに、ゲーム感覚で楽しめるようになってきたので
凹まない力がついてきてるかなー?
でもどちらかというとこれは、
こないだ読んだ『デッドライン仕事術』の影響ですね。

凹まない人の秘密/アル・シーバート

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