昨晩の相方との会話。
相方:「最近携帯でラジオ聞きながら出勤してるんだけど、
関東で起きると言われてる地震に備えるための放送がいっつも入ってて・・・(以下省略)」

こっちに住んでる人はさんざん聞かされている話で
何をいまさら、なのかもしれないけれど、
3年以内に東京(関東?)で大地震が起きる確率が75%あるのだそうだ。
だから、3年とはいっても、つまりは明日起こってもおかしくないのだそうだ。
「帰宅支援マップ」みたいな本がヒットしたけれど、
冗談抜きで災害時に家にたどりつくルートを日頃から意識しておかなければならないのだそうだ。
道路も分断されて、電車も止まって、
電話もつながらなくって。そんなときに、ここで落ち合おうね、
という場所を、日頃から話し合っておかなければならないのだそうだ。
だから、私たちは昨晩、その場所を決めたのだ。

私は阪神大震災を高校3年生のときに体験してから、
ほんとに地震が怖くなった。
ちょっと揺れるだけで、あのとき感じた途方もない不安が
頭というよりも、胸と首のあいだのあたりをじわっと支配する。
だから、昨晩その話をしたせいで、今朝起きてからも、
出勤途中の道すがらも、ずっと地震に備えることを
考えながらすごしてしまった。
あれを買っておこうとか、あれはあそこに移しておこうとか、
あれはいっつも持ち歩いておこうとか・・・

会社についたら、ひと月以上待っていた
正式な異動辞令が出ていた。
これまで”長期出張”で、こそこそと勤務していたけれど、
ああ、このビルがちゃんと私の職場になったのね・・・
名刺もちゃんと東京になる。
長くここにいるかは別として、とりあえずほっとした。
(このちゅうぶらりん状態が嫌で、つい昨日まで
真剣に先のことを考えていた矢先でした)

そんな、私の職場は、
都心の某高層ビルの20階以上のところにあります。

そして、今日の夕方、そこで私は震度4の地震に遭遇しました。
その数分後に問い合わせの電話を受けて気をそらしてなかったら、
ちょっと半泣きだったかもしれません、まじで。
同僚の話では、耐震のために、わざと揺れるようになってるらしいです。
ありがたいけど、ほんとに冷や汗かきました。
昨日の今日やで、だってさあ。
揺れてるあいだ、頭のなかをいろいろなことがぐるぐるとまわってたよ。