今朝テレビを見てたら、気になるニュースが。
中学校の教科書で、208ものミスが見つかったそう。
その内容はほんとに単なる校正ミスで、
「ひらがな」が「ひらなが」になってたり、
「目の前」の目に「ま」ってルビがついてたり、
「something」が「someting」になってたり、と、どこかできいたような話。
「教科書どおりに書いたのにテストで間違いになった」
という生徒の声からミスがわかり、調査に至ったのだとか。

で、『大手出版社の校閲部長』という肩書きの方が
電話でコメントしてたんだけど、
「コスト削減のあおりがまず校正の人員にきたんじゃないか」ということでした。
「編集者ひとりで見てる場合もありますからねえ」
・・・ううっ。
校閲部があるなんてうらやましいけど、その部に入って校閲・校正だけしてるのはやだな、私なら。

それよりも印象に残ったのは、
「世の中の本の半分以上は、なんらかの校正ミスがあるんじゃないですかねえ」ということば。
ミスを指摘する読者の方の電話におびえる編集者としては、少しほっとしたりして…
まあ、人間がつくるものやから… みなさん、読んでる本にミスを見つけたときは、
やさしく教えてあげてください。
もちろん、担当者は100%パーフェクトなものにしたいという気持ちでやっているのですよ。
ミスをあとで見つけたとき、一番ショックなのも作った本人ですから。