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きのう、帰ったら相方が
お好み焼きを作っててくれたんですが、
テーブルのうえに なにやら明らかに
贈り物な雰囲気の箱があるんですね。
気になってきいてみると
「開けてみて」と言うので 、
中を見ると小さなアレンジフラワーが。
今日はなんの記念日でもないですが。

最近頑張って棚組み立てたりしてたので、
ありがとうの気持ちだそうです。
お好み焼きの材料買いにスーパーに行ったら、
花屋がちょうど店じまいをしてて、
寄ってみたら目にとまったのだとか。
で、「牧師さんの話を思い出して」買ってきたんだって。

結婚式のとき、牧師先生が
20数年前の自分の挙式の、
少し色あせた写真を取り出して、こんな話をしたのです…

私が新婚のころ、
なんでもない日でも、
妻を喜ばせたくて、よく花を買って帰りました。
でも結婚して20年もたつと、
いつのまにかそういうことをしなくなっていた。
そんなある日、
たまたま駅の構内で花を売ってるのを見かけて、
久しぶりに妻に買って帰ろうかなと思ったんです。
妻は喜ぶだろう。
でも、最近はそんなことしてないから、
別にしなくてもいつもと同じなだけで、
私が花を買おうか迷ったことすら知るはずもない。
結局、そのときは買わずに帰ったんですが、
後日聖歌隊の女の子たちにその話をしたら、
「どうして買わなかったのか」と、すごく非難されました。
それからは何度か妻に花を贈ってるんですけどね。

つまり、結婚生活に大切なのは、
相手になにかしてほしいと求めることではなく、
してあげたいという気持ちを持ち続けることだと。
愛情は、与えるものなのだ、と。

そのあと聖書の一節を使って話してた
難しい話は、緊張もあったため全く覚えてませんが、
この話は私も心に刻まれてました。

今日は早く帰れたので、相方が食べたいと言う
唐揚げと炊き込み御飯を用意して待ちました。
もちろん仕事のあとなので、
適度にお手軽グッズを使って手抜きしてますが。
相手が喜ぶだけじゃなく、
喜んでる顔見て自分もまた嬉しい気持ちになる。
これを一生続けていける二人でありたい。