突然ですが、うちにはベッドがふたつあります。
なぜかというと、相方と暮らしはじめるまえ、
ふたりとも「ひとり暮らし」をしていたからです。
普通は結婚するなら、新居に用意する新しいベッドは
ひとつなんでしょーが、
うちは、せっかくあるし、ということで、
とりあえずお互い持ち寄ってしまったのです。
寝室に置いて一緒に寝てるのは、
相方の使っていたセミダブルのほう。
私が持ってきたシングルベッドは
リビングと連結した部屋に置いてあり、
ホームパーティのときにはサブベンチと化したり、
友達がお泊まりにきたときの寝床になったりしています。
なんですが、
やっぱり、基本的にあんまり意味ないよね。邪魔。
このベッドをなくして、そのぶん空いたスペースに
大きめのテーブルとか置いて、作業場をつくりたいなあ、とか。
思っていろいろ構想ねってたんです、が・・・・・

昨日から相方が風邪ひいてしまったため、
私がひとりこのベッドで寝ております。
こういうときに役に立つよなあ、と思うと、
やっぱり置いておきたくなったり。
2人暮らしの夫婦のおうちの間取りと
部屋の使い方って、どんな感じなんでしょう。妙に
よその家が気になってます。

話はそれますが、
そんな感じで、いつもなら食後にリビングで
テレビを見て過ごす相方が
早々と寝室のベッドにもぐりこんでいるため、
私はひとりで、もうひとつのベッドまわりの
片付けをしておりました。
そしたら、思わぬところからおもしろいものを発見。
97年の11月から、翌年の3月までつけていた日記です。
つまり、大学を休学してメキシコに発つまでの約半年。
ひとり誰にも言わずメキシコ行きを
決心して(でもかなり迷っていて、毎日自分に「正しい」と
言い聞かせようとしている)準備している間の心の葛藤が、そりゃーもう克明に
しるされていて、しかも書いた本人はもう10年近くもたって
内容全く覚えてなかった(この日記の存在も忘れていた)もんだから、
おもしろくってついつい読みふけってしまいました。

このブログみたいな外向けの日記でもなく、
旅先で書くような、客観的に出来事をつづったものでもなく、
とにかくその日、ほかの人との会話から得たことや
考えたことなど、心の中身を吐き出した感じの内容です。
いまこんな風に書こうと思っても、
もうこの頃ほどこんなにいろんなことを
考えたり思ったり、身近な友人の言動に影響を受けたり
しなくなっちゃったなあ、私。
って、なんだかショックを受けました。
これがおとなになるってことなんかなあ。

「どうして外国に行くことを「現実逃避」と表現されるのだろう。
どこに行っても全部現実なのに。
私はメキシコに行ったら必ず問題にぶつかる。
わかっているけど行くしかない」