毎日、毎日暇さえあれば尺八や三味線、唄の練習をしていた父。入院余儀なくされたとき、呂律まわらず、右ばかり視線が向いてしまう状況で、私に聞いてきたことは、「また、尺八できるかや」。
聞き取れなくて、何度も繰り返して言った言葉でした。
下旬に退院し、父の頑張りと家族のサポート、尺八の師匠やお仲間の協力で、4月3日舞台に立つことができました。
そして、20曲あまりを、立ったり座ったりしながら伴奏しました。
途中、父が主催の「 こきりこ会 」の友情出演として、母も唄いました。
父の出番の最後は、唄の披露。始めは、2番まで唄う予定に変更しましたが、プロ意識が高まり、どうしても4番まで唄うということに。
倒れるんじゃないか?など、いろんな不安がよぎりましたが、「仕方ないね」という家族の結論。
声は、いつもよりでていなかったけど、最後まで、父の気持ちが入ったステージ。途中から、自然に涙があふれてきてしまいました。
父の頑張り‼︎家族のサポート‼︎周りの方の協力と温かい気持ち‼︎そして、休みを取らせていただいた職場の皆様。父が倒れた時にblogやFacebookで温かい言葉をいただいたり、いいね。で応援していただいた皆様。本当に感謝です。
ありがとうございます。
これからも、家族みんなで頑張って行こうと思います。