東日本大震災から丸5年が過ぎました。そして、震災復興の地域活動の一つとして、ボランティアで民謡のチャリティーコンサートをあちこちで勢力的にやっていた父が、病院に11日朝運ばれました。
病名は、脳梗塞。前日の午後にも尺八をふき、三味線をひいていたのに・・・・・。
3月11日午後2時46分を病室のベッドの上で迎えた父。動かない体、持ち上がりにくい手を私の支えで起き上がり、町に響く黙祷のサイレンに手を合わせていました。
ザワザワしていた病院中が一気に静寂が漂った1分。
この1分間の重みをあらためて実感し、涙が自然と流れた1分。
過去に向けるのではなく、前へ進む為のスタートの1分。
いろいろと想い、考えた3月11日でした。