◎祭式作法の相違点(逆行の方向)
○逆行は神前を退くとき等に之を行ふ。其の程度凡そ三歩とす。
◆正中にある場合は(正中を歩まないように)、斜めに逆行するのは同じであるが、正中以外の場合(左右面の場合)は、下記のような違いがあることが、平成20年7月の「神社庁祭式指導者養成研修会(神宮道場)で判明しました。
(甲) 真っ直ぐ後方へ逆行。
(乙) 斜めに逆行(第一歩めの踵を本座の歩方向へ向けて逆行)。
*(乙)の場合、例えば陪膳が階下で逆行する場合、斜め左後方へ逆行すると祗候の座の宮司に背を向けて近づくことになります。場合によっては、宮司は危険を感じて避難することになりそうです。