◎祭式作法の相違点(前導所役)
(甲)前導所役、宮司の所定の座に対して小揖、宮司所定の座に著き小揖の後、前導所役、宮司に 対して小揖して所定の座に著き小揖す。
(乙)前導所役、宮司の所定の座に対して小揖の後、所定の座に著き小揖す。
○宮司の所定の座に対する『小揖』は言語を発せずして意思を伝ふものなり。ここでは、宮司の 所定の座を御案内する意なり。さて宮司に対する揖は如何?
☆祝詞後取や玉串後取は、宮司に対して小揖します。作法の整合性を考えると、(甲)になりますが、金光先生の御指導は(乙)です。
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◎神宮に伝わる「祝文」(祓詞)
祓戸乃大神波久志備爾久志伎御伊豆坐礼波
職掌人等乃過犯世留罪事乎遺留事無久持失比賜比弖
事過多受神事令奉仕賜倍登申須
(川出清彦氏『祭祀概説』p.30より)
祓戸乃大神波久志備爾久志伎御伊豆坐礼波
職掌人等乃過犯世留罪事乎遺留事無久持失比賜比弖
事過多受神事令奉仕賜倍登申須
(川出清彦氏『祭祀概説』p.30より)
◎太諄辞之伝
玉木正英『玉籤集』巻七より
太諄辞之伝〈以垂加霊社直筆写之〉
嘉聞之、天津祝詞太諄辞者、心口誠之言也、
誠云麻古騰、天津祝詞太諄辞之略語也、〈此中臣氏之口伝也、〉
天津祝詞者、未言之詞、太諄辞者、已言之詞、〈此忌部氏之口伝也、〉
按、祝詞者 宣其時、由其事宣申也、非有一定之詞矣、
延喜式所謂天津祝詞太諄辞、皆其時事者也、
※山崎闇斎の祝詞論です。「まこと」の言葉ですが、「あまつのりと」「ふとのりと」に関する、中臣、忌部両氏の「口伝」も奥深いですね。難しく考えすぎのような気もしますが。
※現在では、「高天原に由来する立派な祝詞」という理解です。
※祝詞は、祭の趣旨に従って宣るものでるあるから、定型があるわけではない、との玉木葦斎の考え方は共感できます。
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玉木正英『玉籤集』巻七より
太諄辞之伝〈以垂加霊社直筆写之〉
嘉聞之、天津祝詞太諄辞者、心口誠之言也、
誠云麻古騰、天津祝詞太諄辞之略語也、〈此中臣氏之口伝也、〉
天津祝詞者、未言之詞、太諄辞者、已言之詞、〈此忌部氏之口伝也、〉
按、祝詞者 宣其時、由其事宣申也、非有一定之詞矣、
延喜式所謂天津祝詞太諄辞、皆其時事者也、
※山崎闇斎の祝詞論です。「まこと」の言葉ですが、「あまつのりと」「ふとのりと」に関する、中臣、忌部両氏の「口伝」も奥深いですね。難しく考えすぎのような気もしますが。
※現在では、「高天原に由来する立派な祝詞」という理解です。
※祝詞は、祭の趣旨に従って宣るものでるあるから、定型があるわけではない、との玉木葦斎の考え方は共感できます。
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