◎散供次第(伊勢流)
【建保三年(1215)中臣祓注抄所載】
散供の頌に曰く
此の散供を以テ、
天下に遍満ス、
一切の神祇、
天福皆来、
万事如意、
急々如律令
再拝
★「散供(さんく・さんぐ)」とは、米や切麻(麻や和紙を切ったもの)を散らす儀礼です。清めのための儀礼です。
★「急急如律令」(きゅうきゅう-にょりつりょう)とは、
シナ漢代に、公文書の末尾に添えて、「急々に律令のように行え」の意を示した語です。のちに道家・陰陽家・祈祷僧などが魔を払う呪文の結びとしました。また、誓詞などの末尾にも記しました。
★日本では藤原宮跡などから多々出土する木簡にも書かれています。
http://www.ise-miyachu.co.jp/faq/?p=1335
★伊勢の注連縄につけられる札の裏にも書かれています。