若林強斎『瀧津亭の記』に見える「はらへ」◎若林強斎『瀧津亭の記』に見える「はらへ」そもそも心身の罪咎をはらひきよめて、かの清々之のさかひにいたらむ事、まことに、おのれが心の八十曲にまがれるをさとりなげきて、ただちにさくなだりに落瀧津のはげしき心ざしをふるひたてて、祓清むるにあらざれば、その根をぬき、その源をさらへる事をえがたうして、たやすく再犯なりやすし。*垂加神道における「はらへ」の厳しさ、その心構えと覚悟のほどが伺えます。伊勢:内宮の向かいの山:鼓ケ岳(標高355m)