鎮子(ちんす)『儀式』巻第五「新嘗会儀」に、 平旦掃部寮敷調薦於舞台上、内蔵寮以両面敷薦上、(以イアリ)鉄為鎮子、と「鎮子」という言葉がみえます。「ちんこ」ではなく「ちんす」と読みます。薦(こも・敷物)が風で飛ばないように鉄の「鎮子」を置いたことがうかがえます。平成の大嘗祭関係の祭儀においても、薦の両端に長い白い鎮子が置かれていました。