皇學館大学創立百三十周年再興五十周年物故者慰霊祭祝詞 | laphroaig-10さんのブログ

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皇學館大学創立百三十周年再興五十周年物故者慰霊祭祝詞

神風の伊勢国若草萌ゆる倉田の山の美し所に聳え建つ皇學館大学総合体育館を厳の斎庭と祓清めて神籬刺立て招奉り坐奉る元総長吉田茂大人命、岸信介大人命、篠田康雄大人命、元理事長、長谷外余男大人命、井野碩哉大人命、浜地文平大人命、櫻井勝之進大人命、上杉千郷大人命、元学長平田貫一大人命、高原美忠大人命、佐藤通次大人命、谷省吾大人命、西宮一民大人命、大庭脩大人命を始め此の学館に御由縁深き三〇八二柱の御霊等の御前に斎主皇學館大学教授本澤雅史慎み敬ひて白さく、

此の学校法人皇學館に在ては明治十五年皇国の道の学を説き究めむと神宮皇學館の開初められしより以来、神の正道受継がひ、皇学の業を振ひ興しつつ、昭和十五年には神宮皇學館大学とも成りて数多の学徒等を教育みつれども、昭和二十一年過ぎし戦争の傷手を負ひて暫しの間学舎の門を閉ざす事とは成りぬ。然は在れども、汝命等を始め館友諸人等が千々に心を砕き、熱き念ひの実を結び、昭和三十七年皇學館大学として再び興し建てられ、軈て大学院、専攻科、高等学校、中学校、又社会福祉学部、教育学部、現代日本社会学部をも併せ設けて、年毎に栄え行く状を嬉しみ忝なみ奉り、汝命等の立て給ひし御功績を称へ奉り、垂給へる広き厚き御恵を尊び仰ぎ奉りて、皇學館大学創立百三十周年再興五十周年に当たれる今年の今日の生日の足日に慰霊祭仕奉らくと、学校法人皇學館理事長佐古一冽い主祭者として、学長清水潔、久邇邦昭、賀陽正憲、又高等学校中学校長中村貴史を始めて、遺族、館友、教職員、学生生徒等、関係ふ諸人等参集侍りて、御前に御食御酒種々の味物を供奉り、浦安の舞をも奏奉りて、太玉串の執々に拝奉る状を、幽世ながら御心も平穏に諾ひ聞食して、今ゆ将来、汝命等の厳の御霊は天翔り国翔りて皇大御国の前途を照らし導き給ひて、皇學館百三十年の学びの道を子孫の八十続五十八桑枝の如く立栄えしめ給ひて、遺し給へる親族家族の家をも身をも夜の守日の守に守り恵み幸はへ給へと慎み敬ひて白す。(平成二十四年四月二十九日奏)