12/20 18:29 福島県沖 M5.8 深さ40キロ
12/20 18:49 宮城県沖 M4.4 深さ50キロ
12/20 19:55 岩手県三陸沖 M4.8 深さ10キロ
12/20 23:44 新潟県中越 M2.0 深さ ごく浅い
12/21 02:42 グァム島南方沖 M4.7 深さ100キロ
12/21 09:08 日向灘 M3.1 深さ40キロ
12/21 09:25 フィリピンミンダナオ島北東沖 M5.4 深さ10キロ
12/21 13:41 鳥島南東沖 M4.7 深さ50キロ
12/21 14:39 鳥島南東沖 M5.0 深さ27キロ
2014.12.15~2014.12.21の震源地図
●12/19に考察のグァム島近海でM4.7の地震が発生しました。
●12/20に考察の福島県沖でM5.8、宮城県沖でM4.4、岩手県沖でM4.8、日向灘でM3.1の地震が発生しました。
■火山設置地震計の観察
・有珠山・・・福島県沖地震後も下降せず
・岩手山・・・福島県沖地震後も下降せず午前中上昇していたが午後から緩やかに下降
・那須岳・・・福島県沖地震後下降したが、依然高い数値を維持
・浅間山・・・福島県沖地震後一旦下降したが西面が再び上昇中
・富士山・・・福島県沖地震後一旦下降したが高い数値を維持
・伊豆大島・・・福島県沖地震後一旦下降したが十分には下がらず高い数値を維持
・三宅島・・・福島県沖地震後一旦下降したが十分には下がらず高い数値を維持
・阿蘇山・・・やや乱れが出ているもののほぼ平常域。
・霧島山・・・福島県沖地震後下降して現在も緩やかに下降中
昨日115日ぶりにレッドマーカーが点灯したアリューシャントレンチは今日は再び消灯しました。
それでも応力は116.2と今月3番目の高さです。
火山設置地震計から、昨日の福島県沖地震が発生した後もストレス解消は十分に行われていないことが考察されます。
気になるのは、今週三陸沖から茨城県沖まで震源地が弧を描くように並んでいる事です。
そこにきて岩手県沖のアウターライズ地震が追加されている為、太平洋プレートからの強い応力が東北沖~房総沖三重会合点~伊豆・小笠原トレンチへと作用しているのではないかという事です。
今のところ地震計には逆転現象や、ノイズが出ていないことから喫緊の中規模地震は無いものと考察しますが、今日の応力バランスで発震確率のある地域を抽出すると50か所も出てきています。
規模は小さくても発震しやすい状況であるといえるので、用心はしておいてください。
夜にでも再度、地震計推移に注力する必要が有りそうです。
また、今までも何度か記載してきましたが、南西諸島と小笠原諸島の発震について相関関係がありそうだと検証中でした。
先程、鳥島付近で2度目の発震が有った為小笠諸島が4回、となりましたが、やはり相互に発震しているようです。(発震地図参照)
今後南西諸島での発震に注意が必要です。
【北部観察】
応力配置による

【東部観察】
応力配置による

【南部観察】
応力配置による
