
10/17 12:38 茨城県沖 M3.9 深さ50キロ
10/17 18:58 茨城県沖 M4.2 深さ10キロ
10/18 05:56 宮城県沖 M3.3 深さ70キロ
10/18 02:41 奄美大島北西沖 M5.1 深さ20キロ
10/18 03:45 奄美大島北西沖 M4.6 深さ50キロ
10/18 11:47 宮城県沖 M3.4 深さ70キロ
10/18 13:08 栃木北部 M2.7 深さ10キロ
2014.10.13~2014.1018の震源地図
【北部観察】
アリューシャントレンチ応力が急伸しました。応力は152.5です。
この152.5という数値はアリューシャントレンチでは2週間から4週間の周期で発生していましたが、今回は55日ぶりの出現となります。
また、『北の地震の芽』から流出した応力が普段は、アンカレッジ方面に流れてアラスカ湾からアリューシャントレンチに流れ込んでくるのに、今回は直接カムチャツカトレンチに流れてきたのもいつもと違う点です。
カムチャツカトレンチ応力が本日は減衰に転じました。応力は61.6となっていますが、これでも今年7番目の高さです。
各プレートのバランス比で見れば過去データはありますが、それぞれのプレートの持つ応力値が全て非常にに高いレベルでひしめき合う形となっている為、タガが外れた場合の発震は比較的大きなものになる可能性があります。
応力配置による

【東部観察】
10/17に考察の茨城県沖でM4.2とM3.9の地震が発生しました。
今回も北緯36.5度での発生です。
上記地図でも36.7度ラインに近い茨城県沖に震源地が集中していることがわかります。
今後境界プレート付近に近い地域での発震が起こってくると、注意レベルは上げたほうがいいと思います。
北米プレート・フィリピンプレート境界応力が71.8へ下がりました。
この数値でも今年4番目の高さです。
先日も書きましたが、MAX値から継続して下がり始めると発震の可能性が高いことが経験上多いので、しばらくは注意を怠らないようにしてください。
プレート境界付近の長野県や岐阜県での発震が次の地震のシグナルになるかもしれません。
と、ここまで書いたところで「栃木県北部」で発震が有ったようです。
昨日詳しく記載しましたが、ここまでの変動に関しては前回とよく似ています。
応力配置による

場合によっては栃木県北部で群発地震が再発するかもしれません。
【南部観察】
奄美大島近海でM5.1とM4.6の地震が発生しています。
震源地図を見るとわかるように、沖縄近海⇒奄美大島近海⇒九州南部⇒四国西部⇒紀伊水道まできれいに南海トラフに沿って発震しています。
以前にも書きましたが、未発震箇所は四国の太平洋沖と静岡沖の三重会合点付近のみです。
この2か所は最近の調査で3000メートル級のコブがプレート上にある事がわかっています。
非常に気になる地域です。
応力配置による
