昼の休憩を早めに摂ることで、何とか考察報告を書きあげます。

7/20 19:47 茨城県北部 M3.8 深さ60キロ
7/20 22:30 徳島県室戸沖 M4.6 深さ40キロ
7/20 23:10 パラオ東方沖 M4.8 深さ130キロ
7/21 01:31 宮城県沖 M3.6 深さ40キロ
7/21 02:18 岩手県沿岸北部 M3.4 深さ110キロ
7/21 03:32 択捉島南東沖 M6.2 深さ10キロ
【北部観察】
昨日の考察で道東から太平洋沿岸にかけて注意としましたが、本日早朝に択捉島を震源とするM6.2の地震が発生。それにより道東から宮城県までの広い範囲で地震が発生しました。
震源が浅くあの規模の地震で津波が発生しなかったのは、不幸中の幸いでした。
アリューシャントレンチ応力は166.1、カムチャツカトレンチは57.2まで増加しています。
両方のトレンチが同比率で同時に応力を連日増加するケースは、今まで見たことがありません。
しかもたった6日間で2.7倍にもなっているのです。
応力の拡散は南下方向だと思います。

追記:7/9に北米プレート応力が205.4となった際、石狩地方でM5.8の地震も発生していました。
【東部観察】
測定要件を変更してから境界応力が70.0を超えたのが2回目となりました。
本日は71.8です。
そろそろ、

同時に過去からの応力が蓄積されたままとなっていますので、昨日掲載図の赤い線内の地域は注意が必要です。
M5.5以上の発震が複数回無いと、応力は蓄積されたままだと思われます。
北米プレート応力が増加し続けているのので赤い線のエリアが北から押される状況になっています。
その為、南海トラフ上に応力が拡散されて室戸岬沖での発震に繋がったのでは無いかと考察します。
もしそうだとすると、応力拡散がすでに起こっているので、

【南部観察】
マリアナトレンチ南端のパラオ東方沖でM4.8の地震が発生しました。
昨日、南方からの膨大な応力拡散が通常経路を外れて、直接日本を目指してくる可能性を指摘しただけに気になります。
まだ、判断は下せませんが今後も注視していきます。