こんばんは
よしだあきこです。
今日は仕事でしたー。
この週末はあちらこちらで
さくらまつりが行われていたけど
満開はもう少し後かな![]()
桜の季節は、出会いと別れの季節。
この時期になると思いだす出来事があります。
そして、私には忘れられない人がいます。
それは、2年前のこと。
保育士サポートとして
保育園で働いていました。
元々はベビーマッサージを保育士さんに
お伝えしていたのですが
そこの園長先生のお声かけもあって
気づけば、保育士サポートして
園で働くことに(笑)
期間限定だったので
約6か月ほどの勤務でしたが
そこで出会ったRちゃんという
当時4歳を迎える女の子のことを
この時期、ふと、思い出すんです![]()
私自身は0歳時担当だったので
Rちゃんとの絡みはほとんどなかったのですが
それでも、何度か一緒に過ごした時間がありました。
Rちゃんは、自分の感情がコントロールできない子で
気分がいいときは明るくていい子なのですが
ひとたび気分が落ちると、お友達や保育士さんに対しての
噛みつきが、ひどかったのです![]()
保育士が足りない中
Rちゃんには必ず1人保育士がつくことが
園では決められていました。
が、それも時にはうまくいかないこともあり
たまたま別の園児に気がいったとき
Rちゃんは、何かしら、しでかします![]()
あるとき、私がRちゃんのクラスに
お昼寝サポートとして入った時がありました。
0歳時全員を寝かしつけ終わり、手があいたので
Rちゃんのクラスへお手伝いに行ったんです。
3人の園児がいたのですが
一人はうとうとしていました。
私が行くと、珍しい人が来たという感じで
(顔は知っていると思うけど)
2人の女の子が駆け寄って
きました。
うち一人はRちゃん。
Rちゃんは、昼寝をしないということでも有名でした。
一人の女の子に私は
じゃれあう感じで足のマッサージをしました。
すると彼女はすぐ、うとうと。
いやはやマッサージ効果は絶大でした![]()
そこへRちゃんが
やってきて、転がっている子の上にかぶさったので
まずい
と思った瞬間には
下にいた女の子は、肩をかまれて、泣き出しました![]()
私の不注意です。
と同時に、Rちゃんの心の声が聴こえました。
「私だけをみてほしい、私はさみしい」
彼女はその月齢にしては
言葉の発達も遅れていて、正直聞き取れない会話も
多い子でした。
弟が生まれて
お絵かきの時間には
赤ちゃんの絵を描いていたこともあります。
「かわいい
」
ときくと
「うん
」
と答えていたけど。
複雑な気持ちだったのは察しがつきます。
2年前、私が辞めるタイミングで
幼稚園へ転園したRちゃん。
今、この春、年長さんになるのかな。
当時、私は娘たち(特に長女)に
Rちゃんの話をしていました。
すると、長女(当時5年生)は
「下の子が生まれてさみしいんだね。
自分に注目がないって
生きている意味がないくらい
辛いよね。
子供ってそういうのすぐわかるから。
自分もほしかった妹が生まれて
とっても嬉しかったけど
お世話で大変だってわかっていても
親に注目してほしいもんだよね」
まさに「長女の声」でした![]()
人間は本来、お互いが依存する関係にあると
私は思っています。
相互協力とでもいうのかな。
特に
乳幼児期はそれを育む時期。
Rちゃんのお母さんは
Rちゃんが手のかかる子で
手に負えないという気持ちが多かったのかもしれません。
下の子が生まれて
育休で園にRちゃんを預けていたのもあり
それもRちゃんはしっかり感じ取っていたんでしょう。
(預けるのがいけないという意味ではありません)
自分だけ疎外されているような感覚。
孤独感。
3歳でもしっかり、感じますものね。
Rちゃん、元気にしているのかな。
桜がさくこの時期、いつも思い出す、
今後も忘れられない出来事。
彼女が元気に過ごしていることを
祈ります![]()

