『線香花火』夜の帳が降りた今 チラチラと火が灯る 若い時は少し勢いがあるが やがて落ち着く 静かにほのかに火花が散っていく それは漆黒の闇に咲く日輪色の菊のよう 静かにゆったりと眺める 私は生きているよ 私はここにいるよ そう囁いているように聞こえた