【マイナンバーカードの更新】 


 ごきげんよう。 

揚げ餅大好き、館長の老孔龍です。 


 〖茨城県つくば市の楊式太極拳教室 

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第2、第4土曜日 

傅鍾文老師、王樹金老師の系統です 

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 それは朝の6時前・・・ 


 祖母が何やら言いにきました。 


その手元に目をやると、水色の封筒を持っています。 


 「これ、分からんから みてくれへんかな」

 (これ、よく分からないからお願いしていい?) 

 中身を取り出して読んでみると、マイナンバーカードの更新依頼と書いてあります。 


 「マイナンバーカードは?」 

と聞くと、祖母は 

 「作ってへんで」 

(無いよ) 

と言います。 


 でも更新と書いてあります。 


 「暗証番号とかは分かる?」 

と聞くと 


 「作ってへんからあれへんで」 

(マイナンバーカードが無いから暗証番号も無いよ) 

と答えます。 


 祖父母2人分の書類が入っているのだけど、

1月生まれと2月生まれの祖父母・・・ 


 2人とも更新期限過ぎてるがな!Σ\(゚Д゚;) 


 とりあえず朝の支度もあるので、夜まで待ってもらう事にしました。


朝の出来事を、ものすごく簡潔に書くとこんな感じです笑笑 


 市役所に電話で問い合わせてみると、水色の封筒が届いたということは、マイナンバーカードを作成済みでその更新という事。 


 その電話で、 

紛失の場合は¥1,000で再発行 

身分証明証必須 

顔写真は市役所で撮れる 

業務延長日は19時まで受け付ける  

ことを確認しました。 


 帰宅後、祖父母のところに行き諸々の確認と説明をしていると、
やはり2人ともマイナンバーカードは作っていないと言う……(*_*;) 


 仕方ないので、マイナンバーカードは再発行することにして、身分証明証の確認です。


 祖母は顔写真付きの身分証明証は持っていないので、健康保険証と介護保険証で、 

 祖父にも 

「顔写真付きの身分証明証あれへんでな?」 

(顔写真が付いてる身分証明証は無いよね?)

と聞くと 


 「あんで」 

(あるよ) 

と曰う。 


 部屋の奥から財布を持ってきた祖父が、その中から取り出したのは 


 [マイナンバーカード]!!笑笑 


 いや、祖父が「あんで」と答えた時から何となく予感めいた確信はあったんです。 


 なので
「見せた方が早いやろ」
と言って部屋の奥に行った時から、頭の端の方で、


『あんねやん!!』(あるじゃん!!) 

『それ、俺の目ぇにはマイナンバーカードに見えんねんけど…』 

などとツッコミのバリエーションがいくつも浮かび、どのツッコミを使おうかという感じでうっすらと考えていましたw 


 そして、祖父がマイナンバーカードを出した時にわたしが選択したのは 


 (σ ᐛ )σ 「それやーーーー!!」

でした。 


 「いや!? あんた持ってんのん!?」 

(え!?マイナンバーカード持ってるの!?) 

と言う祖母に 


 「一緒に作ったやろ」 

と言う祖父 


 更にその場で応酬された祖父母の会話を聞きながら、わたしの笑いの沸点は軽く突破されてしまったのですが、長くなってしまうのでこの場では省きます… 


 祖父は更新、祖母は再発行という流れにはなりましたが、次なる難関のパスワード案件を何とかしなければなりません。 


 パスワードは分からないと2人とも言います。 


 とりあえず、6桁以上16桁以下のパスワードは、英数字を入れなければならないので、保留にします。 

 何せ80代の2人。 

スーパーマーケットの看板のローマ字を読むのも大変なので、ちょっとすぐには無理ですね。 

ていうか、このシステムは、年寄りのことを全く考えていない不親切なシステムですね。


もう片方の数字4桁のパスワードが必要な旨を告げると、
祖父が 


「そんなん分かるかぁ!」
と言う… 


 出た!いつもの分かろうともしないパティーン! 


 ここで祖母が口をはさむ

 「ウチはいつも〇〇〇〇やねん」 

(SNSで書いていいものか迷いますが、同じ数字…) 


 それは通らないかもしれないので何か考えてと伝えても、間髪を容れず 

「ウチは〇〇〇〇やねん」 


 もうこうなると脳内がそれで固定されてしまうので、更新手続き時にそれでも大丈夫か聞いてみる事にして祖母は保留w 


 祖父に [誕生日以外で] と伝えると 

「誕生日もアカンのん!?」 

と言う祖父。 


 その後に祖父が思った数字を口にしました。


 「11〇1やったら忘れへんやろ」

 (1〇11なら憶えやすいよね) 


 いや、それは絶対通らない・・・( ̄▽ ̄;) 


 111〇は駄目と伝えると 

「それもアカンのんか!?」 

と言う祖父。 


そこにまた祖母が噛んで来ました。 


 「222〇やったら ええのんちゃうか?」 

(222〇なら いいんじゃない?」)


わたしは頭の中で思う・・・ 


『夫婦でマイナンバーカードの更新に行って、暗証番号が2人ともそんなんやったら、ドヤされんで!!』 


 それならと、自分以外の人の誕生日ではどうだろうと思い、そう伝えて 


 「例えば亡くなった ひいばあちゃん の誕生日とかは?」 

と聞いてみたら、


祖父は黙って遠くの一点を見る目になってしまいました。 


 どうやら、自分の死んだ母親の誕生日は忘れてしまったらしい…💧 


 まぁ、この世代の男性はそんなことは そもそも知らないのかもしれない… 


 どうしたものかと思っていたら、祖父がボソッと言いました。 


 「そうか、1とか2とか3とかはアカンねんな」 

(1とか2とか3とかは駄目だっていう事ね) 


 やっと話が通じた!ヽ(´▽`)/ 

ようやく解ってくれたか!⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 

と思い、安堵の氣持ちいっぱいで 


「せやせや、せやねん!」

 (そうそう、そうなんだよ!) 

と言いました! 


 わたしの語調も弾んでます!! 


 そして祖父が答えにたどり着きました。 


 「っちゅー事は、6くらいが丁度ええんちゃうか?」

 (だとすると、6くらいにしておくのが妥当かな?)


そっちかーーーー!!!∑ヾ(°◊°; ) 

 いっこも理解してへんやん!!∑ヾ(~∇~;) 

(全然理解してねーー!!) 


 真ん中辺りを取れば妥当って事?笑笑 


もう、顔の笑うのに使う筋肉と、それを堪える筋肉が崩壊しそうだったので、全て保留にして自分の部屋に駆け込みました。 


 全ての会話の流れもそうだけど、特に 

[6くらいが丁度ええ] 

で夜中まで笑ったのは言うまでもありません…


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