【呉式太極拳との交流】

ごきげんよう。
揚げ餅大好き、館長の老孔龍です。

〖茨城県つくば市の楊式太極拳教室。
自力をつける太極拳!
武の自力とは?心の自力とは?健康の自力とは?
一緒に学びましょう。
武門、健康門。
学生、成人、高齢者。
初心者、経験者問わず歓迎。初回無料体験できます。
第2、第4土曜日。
傅鍾文老師、王樹金老師の系統です。
武術としての太極拳に興味のある方。
肩コリ、腰痛、膝痛緩和。不眠症の改善。体力増強。友達作り〗

 シンガポールで入室弟子をされていた呉式太極拳家
mitch satoさんと交流稽古をさせていただきました!
 
以前からの約束が叶う形となりました。
つくばまで来ていただいて感謝しております!

中野区鷺宮(さぎのみや)にて
太極の小径(たいきょくのこみち)という教室を開かれます。
『100歳まで自分の足で歩ける心と体をつくろう』
という理念の教室です。
わたしからもオススメですので、是非体験してみてください。

太極拳の系譜を少し書こうと思います。
あくまで私見なので、異論は受け付けません笑

最初に[陳式]があり、その[陳式]の中に〈大架〉と《小架》の系譜がありました。
〈大架〉の系譜から〈楊式〉が派生したと認識しております。
その後、《陳式小架》から派生した《武式》と〈楊式〉の交流によって、楊式にも《小架》が生まれ、楊式の中に〈大架〉と《小架》の流れが出来ました。
その《楊式小架》から生まれたのが《呉式》ですね。

重ねて言いますが、私見なので異論は受け付けません笑笑

その呉式太極拳の修行で一番氣になるのは、satoさんが一丁目一番地として設定されているスクワットですね。

このスクワットに触れられるのを凄く楽しみにしていたんです!
いざ指導して頂くと、なかなかに難しいですね。
ちゃんとした師匠に矯正してもらいながら修行しないと、すぐに出来ているつもりで違うものになってしまいそうですね。
していて思ったのは、尾閭中正(びろちゅうせい)や放鬆腰胯(ほうしょうようこ)などの姿勢はもちろんですけど、三尖照(さんせんしょう)や撑(チャン)勁などの動きの要訣も入っていることですね。
正に [動的スクワット] という実感がありました。
じっとしているのに動きを感じるのは凄いですね。

次に歩法です。
スクワットの延長線上に歩法が繋がっているのですね。
スクワットの大切さを実感しました。
楊式では腰は上下しながら進むのですが、呉式は腰の高さが一定なのが新鮮です♡
驚いたのは、satoさんの動きを拝見していると、腰の高さは一定なのに塌(ター)勁《垂直落下で発生させる勁》を感じたことですね。
それに足の撹破(かくは=煽り)も入っていました。
SATOさんは足の指もシッカリ遣えていて、されている修行の質の高さがありありと伺えます。

推手の相手もしていただきました。
形は楊式との違いが結構ありましたね。
しかし、目的に同一のものが多く感じられました。
一通り呉式の推手を教わったあとに、
楊式の推手も体験していただきました。
点勁、粘勁、連勁とそれらを遣った切入、擦推、落空という技法です。
上手と言うと失礼かもしれませんが、さすがに上手な推手をされます。
切入、擦推、落空に関して面白そうにされていたのが何よりです。

套路の比較もしてみました。
先にも挙げた通り、楊式の小架から生まれたのが呉式です(異論は受け付けません←しつこいw)
その為なのか、かなり同じ流れと形に見えました。
ただ、両手を展開する範囲と腰の使い方に差異がみられましたね。
あくまでわたしが感じたことですけど、
ホリゾンタルに広く遣おうとする楊式と
クサビを打つように遣おうとする呉式
というように感じました。

もちろん、呉式にも色々な側面があるので、あくまでも一側面から見た感想です。

次は站樁功の比較です。
これも形や し方そのものは違っていました。
だけど、目的は同じかもしれませんね。
呉式の方がハード?
多分ハードですね。
ハードな分効果は早く実感出来そうです。

按(あん)勁と掤(ほう,ポン)勁も打ち比べてみました。
呉式からは歩法から生み出す按の打ち方を体験させていただきました。
まず上方へ向かう輪(りん)法を感じます。
楊式からは水流を意識した按の打ち方です。
こちらは下と前へ同時に進む輪法ですね。
按は呉式の方が早く打てるようになりそうです。

掤は呉式からは、手首や肩を掴まれた時の掤を教えていただきました。
楊式からは相手の攻撃を前後にさばく掤を体験していただきました。
どちらからも氣で膨らむ要素を感じました。
掤は楊式の方が早く修得できるかもという印象です。

satoさんと話し、稽古して思ったのは、
その門派の生え抜きという事です。
呉式太極拳以外学んだことがないというsatoさんは、呉式門の純粋培養ですよね。
対してわたしは色んな門派流派が混ざってますので、自分の弟子には師匠から学んだ楊式太極拳を純粋な形では伝えられていません。
この辺は考えさせられました。
今後の課題の一つにしたいと思います。

大分長く書いてしまったので、この辺で締めます。
satoさん今回はありがとうございました。
実に楽しく有意義な交流稽古でした。
また稽古いたしましょう!!

最後にわたしの目から見た呉式太極拳像です。
あくまで私見ですので異論は受け付けません(←もうええw)

呉式は剣術の様な太極拳という印象です。
最短最速で相手を仕留めることを主眼に創始されたという感じがしました。
七星式恐るべし!!

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