タイトル
「私はヴィサヤ語と出会って良かった」

ご存知のようにセブ市は
ヴィサヤ語のメッカです。

セブ市でセブアノは
ヴィサヤ語を使って
タガログ語を全く含まない
会話が可能です。

ヴィサヤ語の読み書きが出来るまで
私は数年かかりましたが、
それ以降はヴィサヤ語が分かることでの
日々大小無数の恩恵に浴しています。

ただ、GROとセミプロのセブアナの中には、
意外にヴィサヤ語の出来る日本人を嫌がる者が
居ることも分かってきました。
一攫千金狙いのプロ達は
ヴィサヤ語や英語の出来ない
日本人の中高年に的を絞っているので、
あ、ヴィサヤ語が出きるんですか、スゴイですね。とだけ言って
私から逃げていきます。

ヴィサヤ語が出来ると
セブアナに取りこぼしが無くなると
考えていましたから、
一部プロなセブアナの反応は
予想外でした。

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宗教面でも
セブ市にはセントニーニョの
ご本尊があって、
ヴィサヤ語圏のカトリコな人達の
信仰を一手に集めています。
タガログの人達は同じカトリコでも、
セントニーニョ教会は
ただの有名観光スポットな
だけのようです。

食べ物
セブ市で有名な食べ物
ポチェーロ
シナバオ
チチャロン
オタップ
などがありますが、
実はアノおにぎりの様な
"プソ"が
セブの食べ物の陰の代表格です。
プソは
フィリピン全土のものかと
思っていましたら、
セブ市で最も幅を利かせていました。
プソの茹でている所は
日本人は
見ない方がいいですよ。

セブアナの性格
性格は明るい人が多く
面倒見も良いです。
ただ約束の時間に遅れてきたり、
借りた物を返さない人、
オオはいと返事だけがよい人
が結構います。

セブアナの容姿は
平均的にタガログやダバオ市、ジェンサンのババエに
比べて鼻が低いです。
ブタ鼻と他のブログでコメントした人がいましたが、
その通りセブ市はブタ鼻が多いのです。
ブタ鼻が多い代わりに
トトイおっぱいの大きさは
フィリピンの他のプロビンスに
負けていません。

文化度
セブ市にはヴィサヤ語の
タブロイド新聞が発行されていて、
ジープやタクシーのドライバーも購読するほど
購読者の裾野が広いです。
セブ市でヴィサヤ語新聞を
発行していますから
ダウンタウンでは朝刊を前日の午後11時には
自転車の配達夫から買う事が出来ます。

フィリピンの田舎だと
新聞の到着が午前7時頃の
地域も多く、
そのような地域には
新聞読者は育たないので
セブ市のように
ほぼ毎日のように新聞に目を通すという
習慣が生まれません。

セブ市のAMラジオの
ラジオ連続ドラマが、
コテコテのヴィサヤ語で
毎日、放送されています。

前にもここに書いた事の
繰り返しになりますが、
10年前にセブ市でもヴィサヤ語が使われる事が
減っていくのではという
私の抱いた危惧は
まったくの見当ハズレで
それは嬉しい誤算でした。

あと10年以上前に
私がヴィサヤ語を習い始めた頃
セブ市の行きつけのバーのGRO複数名から、
ヴィサヤ語はダサいから
習うならタガログ語か英語に
しなさい、とアドバイスを貰いましたが
現在の方が
ヴィサヤ語がダサいと
言い切る
セブ市のGROババエが
居なくなりました。

コロン通りで売られる
海賊版サウンドCDにも
ヴィサヤ語バージョンの
ラップアルバムが
あってセブアノには
人気があります。
ヴィサヤ語でラブソングは
やや泥臭そうなので
ヴィサヤ語をラップのリズムに載せるのは
とてもよいアイデアだと思います。

以上のように
セブ市は独立国にも成れるユニークな要素を持っています。
資源は有りませんが観光客も
多いです。
ヴィサヤ語という伝統ある言語も有していて
タガログ語を排除しても
困る事が無いのは、
さすがは"南国の宿霧"と
いったところです。