フィリピン国内でにわかにブラウナウトが増えてます。
フィリピンもインフラが右肩上がりに整備されて
ブラウナウトも無くなると思われていましたが、
どうやら去年あたりをベストに電力供給が悪化していきそうです。

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旅客機のジェットエンジンの整備はフィリピンでは出来ないですから、ドイツのルフトハンザ傘下の整備会社がNAIAに駐留してオンタイムで整備と修理を行っています。

火力発電所のタービンが止まっても死傷者は出ないので
火力発電所の整備はフィリピン人が行っていますが、
技術と部品の不足で日本の比にならないほど発電タービンが止まります。

地域寡占の電力会社なので徴収した電力料金から利益を先取りしますが、
電力供給が逼迫していても設備投資は遅れがちですから、
フィリピン人の中間層の増加で電力使用は増加の一途でしょうから
ブラウナウトが今後のフィリピンで多発するでしょう。
電力供給の悪さは外国からの産業誘致に大きなブレーキとなります。

ブラウナウトの無い日本の方には分からないでしょうが、
自家発電機があってもエアコンまでは使えませんので
常夏のセブでは厳しいのです。