さぁ。今日は話すぞ。と朝からソワソワ。



告知を受けたその日から、ずっと考えていたカミングアウトしなくてはならない日がついに来てしまった。



とにかく不安にさせないように、明るくサラッとが理想。





夕刻の時、子ども達にリビング集合をかける。




みんなが私が話し出すのを待っている。











……ダメ。

口を開けば涙が出る。



旦那様にバトンタッチ。




旦那様「最近ママ、おかしいところない?」



小2「ある!咳してる!」


うん、風邪ひいてるからねニコニコ


長男「動きが遅い…」


流石だよ、長男くん。





旦那様が話す。


病名、症状。


難病であること。


治らない病気であること。


死に直結する病ではないこと。




小2ちゃんはポロポロ泣き出してしまう。


つられて小5も泣く。


長男は「ママ、もう働かなくていいよ」と言う。



私が泣いてはいけない。


明るく明るく…


口角を上げても上げても涙が出る。



こんなはずじゃなかったのに…







大変そうな時は沢山手伝ってあげてほしい。


重いものは持ってあげてほしい。


ジスキネジアでくねくねしていても怖がらないでほしい。



旦那様が一通り話してくれて、最後に私からやっとの一言を絞り出す。





「死なないから大丈夫。いつも通りね、いつも通り。」





家族会議終了後、みんなを抱きしめたいと思った。









小5はネイルを塗り始めた。


小2はヘッドホンを装着し、Switch。


長男は自室へ駆け上がった。


旦那様は飲み会へ。







あれ??





私は風呂掃除をして晩ごはんの準備をする。。




そうだよね。


これこそがいつも通り。





夕食後、皿洗いをする私を見て長男が



「大丈夫?」



と一言。




きっと、気を使わないふりをしていてくれた。



いつも通りをありがとうニコニコ