全てが影の中にある広い部屋
床に黄緑に光り輝く虫が立っていた
ウスバカゲロウのような透明な羽を持ち
迷宮のように入り組んだ躯
紋章のようにも見えるそれは何か言いたげでもあった

これはめずらしいとカメラを取り出すとそれは上方へ飛び立ち
くるくると天井を舞い壁の空調ファンに吸い込まれた

ファンに見えたが換気扇はなく人一人入れるほどの縦長の壁穴に
内外からスリット付きの蓋を取り付けた小部屋のようなものだった

そこには年老いた神が住んでいた
杖を抱え蹲っていた

私にはそれが壁掛け時計のように見えた

さとルーヌス?i????URL??24??????????g?p????????B?jのブログ

ピラミッドのようなビルが碁盤目に並ぶ町を散策していた

それらの黒い外壁は未完成の絵のように霞んで曖昧だ

建物の片隅で誰かが描線を描き加え続け

そうしてピラミッドは確固としたものになるようだ

その内部から赤い灯りが漏れだして

モノクロームの空気に夕暮れを映し出していた

自分もこの絵を描こう

ピラミッドを造ろう

そんな事を考えながら家に戻った


庭ではパーティーが始まっていた

沢山の人がテーブルについている

自分も彼女の隣りでシチューの皿を掻き混ぜた

黒い肉を口に運ぶ

皿の肉が減る度に

周りの人の数も減った

皿の肉が無くなる頃

ついに二人を残してみんな消え


自分が彼らを喰っていた事に気付いた




という夢の話。

ほっとくとろくな事にならないねココ。